デスクトップPCや会社などでノートPCをインターネットに接続する場合は、無線WiFiではなくてlanケーブルを用いることが多いようです。
同じルーターであればlanケーブルを使用した方が高速かつ安定した通信が可能で、セキュリティ面においても安全性が高いというメリットがあるからです。有線接続の場合はルーターまたはスイッチングハブとPCをlanケーブルでつなげばすぐにインターネットが利用できますが、ケーブルの性能(伝送帯域)ごとに通信速度に違いが出るので注意が必要です。
lanケーブルを使用してインターネットに接続すると、ケーブル内の8本の導線には1と0の電気信号が伝送されます。具体的には、電流のオンとオフを細かく繰り返すことでデジタル化されたデータを伝える仕組みです。多くのデータを伝送するためには、短時間に切り替えるスイッチの切り替え回数を増やす必要があります。
1秒間に伝送が可能な1と0の信号の数は伝送帯域と呼ばれていて、これが通信速度の上限を決めます。伝送帯域は周波数(Hz)で表示され、製品ごとに100MHzとか1000MHzなどの規格に分かれています。lanケーブルは性能ごとに1秒間に伝えることができる信号の量(伝送帯域)が決まっているので、通信速度の上限というものが存在します。1Gbpsを超える高速回線を利用する場合は、高い伝送帯域の規格の製品(CAT6~8)を使用する必要があります。