家庭でインターネットを利用する場合は、モバイル機器やノートPCであればWiFi接続を利用することができます。

これに対してデスクトップPCやテレビなどの場合はlanケーブルで接続をしなければなりません。有線接続は回線が安定していて通信速度が速いというメリットがありますが、lanケーブルが邪魔になるというデメリットがあります。物理的にケーブルを設置しなければならないので、ドアの隙間やエアコンのダクトなどの穴を通す必要があります。室内でも、邪魔にならない場所にケーブルを固定しなければなりません。

家の中で邪魔にならないようにlanケーブルを配線する方法として、高屈曲のフラットタイプのケーブルやすきまケーブルを活用することができます。床や壁に配線する場合には、高耐久タイプのケーブルを使用することもできるでしょう。普通のlanケーブルは太いので床やドアの隙間に配線することができませんが、フラットタイプの物を上手に活用することで部屋の中で邪魔にならないような場所に配線をするように工夫できるでしょう。

どうしてもlanケーブルを各部屋に配線する隙間を確保することができないような場合は、家庭用のコンセントの電力線を利用する方法もあります。この方法は電力線通信（PLC）と呼ばれ、専用のPLC機器を電源コンセントに挿入するだけで家庭内の電源ケーブルにインターネットの信号を流してネットに接続することができます。