結束バンドは、主に複数のケーブルを結束するために用いられるものです。

仕組みとしてはナイロンなどでできたストラップ状のもので、ギザギザに掘られた溝が引っかかることでしっかりとロックすることができるものになります。基本的には一度使用すると取り外すことができないものであるため、使い捨てのものになりますが再利用可能なものもあるものです。大きさについても様々で数センチメートル程度のものから50センチメートル程度のものまであり、さまざまなものを結束することができ、現在ではホームセンターでも売られており、安価なものもあるため手軽に手に入れることが可能です。

結束バンドを使う場面としては本来のケーブルを結束するために用いられるほか、ちょっとしたものを固定するといった点でも使われるようになっています。結束バンドは穴に通すだけでロックすることができますから、紐を使って固定する方法と比べて簡単に物を固定することができるものです。

このため金網などを固定するために使われますし、植物を育てるときに倒れないように支柱に固定するといった場面でも使われます。デメリットとしては、一度固定するとニッパーなどで切断するしか外す方法がないことですが、それでも取り付け時の作業効率を考えれば結束バンドを使って作業すると、時間を節約することができます。それにロックするだけでなく耐候性もあるものであれば長期間にわたって物を固定することができます。