結束バンドは、配線ケーブルなどを束ねて整理するための道具で英語では「ケーブルタイ」と呼ばれています。

素材としてはプラスティックなどを原料にした合成樹脂のナイロンなどが多く、柔軟性があり締めてまとめるのに適しているのです。屋内・屋外でワイヤー・電源などに使われるケーブルタイにおいては、耐用性や耐候性も考慮して結束バンドの素材を考えることが重要になります。屋外用につくられたケーブルタイは、紫外線や風雨などに対する耐候性を持った結束バンドであることが要求されているのです。

屋外で使用するケーブルタイは、配線が横ずれするのを防いだり作業現場で目どおしが片手でも簡単に作業ができることが要求されます。汎用性が高いナイロン素材の結束バンドが使われることが多いです。ワイヤーをまとめたり、ケーブル・ホースなどの結束を用途にしています。ケーブルタイには結束バンドとしての機能が必要なのはもちろんですが、電気絶縁性を求められたり耐熱性に優れていることが求められるケースもあります。

現場環境に合わせた素材を考えたものを選ぶ必要があるのです。屋内で使用するものでは、ケーブルの種類によって色分けできる染色性のあるカラータイプや、電線の被覆色に合わせて使用することで束線を目立たなくさせる工夫が必要になる場合があります。屋外では温度が低く雪に埋もれることも予想されます。簡単に切れてしまうようでは用をなさないので耐寒性や雪の重みに耐えることが必要です。