繰り返し使用できる結束バンド「タイラップ」の概要

バンドの裏面に備わってる凹凸が噛み合わさることによって、一度締めると緩むことがないという特性を持つ結束バンドは今や幅広い現場で活躍しているアイテムです。

このバンドはもともとは電気工事をおこなう現場で使用されていたもので、屋外に張り巡らされている電線を束ねるために利用されていました。ところが昨今では、建設現場の足場の固定や掲示板の設置・農園の接ぎ木の補助部品など、電気工事以外の現場でも使われています。そして結束バンドの形態も進化をしており、一度締めると取り外せないというもの以外に、繰り返し使用できるものまで登場しました。

従来までの結束バンドは一方向にしかバンドを動かせなかったので、締め付けた後に取り外すにはニッパー等でバンドをカットしなくてはいけません。つまり、使い捨てを前提としていたアイテムといえるものでした。これとは反対に何度でも繰り返し使用が可能な結束バンドを「タイラップ」と言い、バンドに備わっているアジャスターロックを開閉することでバンドを締めたり緩めたりすることができます。

この「タイラップ」は主にソーラーパネルの取り付けや足場の組み立てに使用されています。屋外で使用することを前提としている「タイラップ」は、耐候性・耐久性に長けているステンレス製となっておりバンドの幅や約5cmと、一般的な結束バンドよりも太いのが特徴です。なお、バンドの裏面には凹凸が備わっているのでしっかりと対象物を締め付ける強度も持ち合わせているアイテムです。

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